とても暖かい1日でした。夏島町ではヒバリが囀っています。
本日は冬の野島を代表する鳥さんのお話。
2009年に2羽初めて登場したオオバン。2014年に95羽と3桁
に迫る勢い。今年は3桁を越えると思っていましたが…。2015年
の2月に、何といきなり、201羽と相成りました。

今日も野島自然海岸沖で150羽以上集まっていました。海岸で
藻を探し食べておりました。
左端のオオバンにご注目を。潜水して藻を食べようとしています
。オオバンは少し潜水して海に潜ることができます。でも、デブな
のですぐ浮き上がってしまいます。

この場所の下に岩礁があるようです。そこに生えている藻を食べ
ているようです。

最近の野島の砂浜には、大量のアマモが打ち上げら
れるようになりました。アマモが海中に定着してきた
ようです。海の環境が少しは改善されたかも。

最近カモ達がかなり北帰行したようで、残っているカモはヒドリガモ
・キンクロハジロとなっています。それ以外はオオバンとこのユリカ
モメぐらいなものであります。

最近、オオバンは野島だけではなく、そこらじゅうで増化していま
す。図鑑などでは、「淡水域で生活している。」ということになって
います。しかし、かなり海岸にも進出しています。
野島ではアオサを集中的に食べています。オオバンがアオサを食
べているとヒドリガモがそれを横取りするためについていきます。
最近、オオバンは、野島自然海岸沖まで進出。それに連られて、
ヒドリガモも野島水路から、自然海岸に移動しました。
このため今年になり、野島水路のカモ達の採食・休憩場所が変わ
ってしまいました。
1種の鳥、オオバンが冬の野島水路のカモ達の生活環境を変えて
しまいました。冬鳥としてはスズガモに続く多数派に成長しました。
スズガモは2012年12月に808羽を記録しています。このため
オオバンが1位となる可能性はまずありません。
|