2015年 3月17日(火)  
野島の冬の代表…オオバン?

とても暖かい1日でした。夏島町ではヒバリが囀っています。
本日は冬の野島を代表する鳥さんのお話。

2009年に2羽初めて登場したオオバン。2014年に95羽と3桁
に迫る勢い。今年は3桁を越えると思っていましたが…。2015年
の2月に、何といきなり、201羽と相成りました。


今日も野島自然海岸沖で150羽以上集まっていました。海岸で
藻を探し食べておりました。
左端のオオバンにご注目を。潜水して藻を食べようとしています
。オオバンは少し潜水して海に潜ることができます。でも、デブな
のですぐ浮き上がってしまいます。


この場所の下に岩礁があるようです。そこに生えている藻を食べ
ているようです。


最近の野島の砂浜には、大量のアマモが打ち上げら
れるようになりました。アマモが海中に定着してきた
ようです。海の環境が少しは改善されたかも。


最近カモ達がかなり北帰行したようで、残っているカモはヒドリガモ
・キンクロハジロとなっています。それ以外はオオバンとこのユリカ
モメぐらいなものであります。


最近、オオバンは野島だけではなく、そこらじゅうで増化していま
す。図鑑などでは、「淡水域で生活している。」ということになって
います。しかし、かなり海岸にも進出しています。

野島ではアオサを集中的に食べています。オオバンがアオサを食
べているとヒドリガモがそれを横取りするためについていきます。

最近、オオバンは、野島自然海岸沖まで進出。それに連られて、
ヒドリガモも野島水路から、自然海岸に移動しました。
このため今年になり、野島水路のカモ達の採食・休憩場所が変わ
ってしまいました。

1種の鳥、オオバンが冬の野島水路のカモ達の生活環境を変えて
しまいました。冬鳥としてはスズガモに続く多数派に成長しました。

スズガモは2012年12月に808羽を記録しています。このため
オオバンが1位となる可能性はまずありません。

野島水路の道路問題についてはここをクリックしてください。
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のらくら鳥見日記
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